記録であり記憶であり

ただの私的なフィンランド語学習のメモ

彼らのne、それらのne

話し言葉の人称代名詞
https://opiskelen-suomea.hatenablog.com/entry/2020/08/02/005309

先日、上の記事で「ne」は人称代名詞の話し言葉だとメモしていたが、
フィンランド語のしくみ』を読んでいて異なる可能性を見つけた。

se(それ)の複数形だ。

tämä, tuo, seの3つは例外的な語で, 複数形にするときに-tをつけないのです.

その代わりに, 最初の1文字がn-に変わってしまいます.

引用元:𠮷田欣吾『フィンランド語のしくみ《新版》』pp.67

wiktionaryでも以下のような説明がされている。

  1. (demonstrative, of things and animals) they, those (plural of the pronoun se (“it”); objects not pointed at by the speaker)
  2. (colloquial, dialectal, of people) they
    Synonym: he

引用元:ne - Wiktionary

Duolingoでフィンランド語-日本語はなく、英語で回答するため、
件の問題では「ne」=「they」だったことから考えると、
彼ら/それら、どちらの可能性もある。
問題文全体を残念ながら覚えてはいないので、
どちらとしての「ne」だったのかわからないが、
二つの可能性があることは覚えておこう。