記録であり記憶であり

ただの私的なフィンランド語学習のメモ

分格のa / ä

Duolingoを解いていたところ、
名詞の語尾に「a」のついたバージョンが出現。

どういう意味の語尾なんだ……?
と、わからなかったので調べた。

 

ちょうど図書館から借りて試し読みしていた
フィンランド語のしくみ』に載っていたので軽くメモ。

まず二つの文例。

Tämä on auto. これは自動車です.

Tämä on kahvia. これはコーヒーです.

引用元:𠮷田欣吾『フィンランド語のしくみ《新版》』pp.71

autoで自動車の意。
自動車は分けられる(数えられる)名詞。

kahviでコーヒーの意。
コーヒーは分けられない(数えられない)名詞。
語尾にaがついている。

この-aのついた形を「分格」と読んでいます.

「分格」の「分」は「部分」の「分」という意味です.

ここでは「世界にたくさんあるコーヒーの一部分」という意味を表しているのだと考えてください.

引用元:𠮷田欣吾『フィンランド語のしくみ《新版》』pp.71

わかるような、わからないような。

まぁルールとして覚えるしかない。

更に次ページでは、分けられる名詞も
monta(多くの、たくさんの)と結びつく場合には
分格にするとの説明。

日本語ではあまり数えられるものかどうかや数を意識しないので、
感覚的に掴みづらいところ。

 

分格にする活用の作法などの細かい説明は
上記の著書内ではなかったので、
やはりそろそろ文法書が必要な気がする。

手持ちの『ニューエクスプレスプラス』のほうにも
いちおう説明あるのだが、
ピンポイントでこの部分の文法が調べたい!
という用途には向いていない。

 買うなら『フィンランド語のしくみ』と同じ著者の
フィンランド語文法ハンドブック』かなぁ。